漢字の部首、画数の問題、「はね」を問う問題、ことわざ、文法問題と知識量が点数に直結する問題でした。出題傾向に変化はありませんでした。詩の問題と「走れメロス」の読解問題は基本的には初見の問題が出題されているので、実践的な問題演習を日頃から取り入れると良いでしょう。
リスニングが30点分と配点がやや高めでした。絵をみて答える問題が中心となったため簡単だったと思われます。初見のリスニング問題に対処できるように普段からリスニングの練習をしておきましょう。大問6は長文内容把握問題で、日本語で穴埋め。大問7は正誤問題とメールの返信を書く問題が出題されました。英作文は書き出しが指定されているので、人によっては書きやすかったと思われます。大問11英作文は日頃から書き慣れていないと難しい問題でした。
今回の試験は、基礎的な計算問題が中心で、全体的な難易度は低めでした。半分が計算問題、半分が文章題で、展開や因数分解の問題はワークに近い内容が多く、繰り返し解いておくことが重要です。大問1では範囲を問わない計算力が求められる問題があり、最後の4問は応用力が必要ですが、基本的に難問は少なく、点数を取りやすい構成でした。大問6の証明問題も穴埋め形式で、ワークをしっかり復習していれば高得点が期待できる内容でした。
1・2年の復習と3年の範囲と満遍なく出題されました。復習範囲は総まとめ問題集からの出題なので、問題集の反復練習ができた生徒にとっては非常に簡単な問題でした。記述問題は誘導電流の向きを変える方法を問う問題が出題されています。一問一答的に解答できるので正解をしておきたいところです。イオンの記述は一部思考力を問われるものがあり、本質的に理解するとともに色々な問題に取り組んでおく必要があります。
幕末から明治維新が中心に出題されました。基本的な用語が中心でしたが、問題数が多く、また北辰テストに寄せた形式だったため、時間が足りなかった生徒が多かったように思われます。一問一答問題は瞬間的に答えが出せるまで仕上げておきましょう。「ボストン茶会事件」「津田梅子」を答えさせる問題、大日本国帝国憲法の条文を問う問題などかなりマニアックな問題も出題されているので、全体的な難易度は高めでした。