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2025.11.18

「みんなやってるから…」の落とし穴 ― 中高生の“同調圧力”とどう向き合う?

#387
80点以上お断りのテントル熱血塾長です!
さて今回は、「みんなやってるから…」に潜む危険についてお話しします。


中学生・高校生は、友達との距離感が人生の中心にあります。
だからこそ、「周りがやっているから」「みんなが言ってるから」という理由で行動を選びがちです。
これは決して悪いことではありませんが、行き過ぎると“自分を見失うリスク”につながります。
特に定期テスト前でも、友達が遊んでいれば「まぁいっか」、SNSで流行っている勉強法を見れば「自分もこれでいいや」と流されてしまう――中高生の“同調圧力”は、大人が想像する以上に強力です。


この圧力は、思春期特有の「仲間外れになりたくない」という気持ちが背景にあります。
実際、埼玉県や東久留米の生徒を見ていても、成績が下がる原因が“勉強のやり方”ではなく“周りに合わせすぎた結果”というケースは少なくありません。
周りに合わせる行動は、その瞬間は安心できても、長期的には「本当はどうしたいのか」がわからなくなる危険があります。
ここで大切なのは、友達関係を否定することではなく、“自分の軸”を持てるようにサポートすることです。


では、保護者にできる支え方とは何でしょうか。
まずは、“選択の理由”を丁寧に聞くこと。
「なんでそう思ったの?」「どうしたいと思ってる?」という問いかけは、子どもが自分の気持ちを整理する手助けになります。
そして、“友達の意見”と“自分の意見”を分けて考える習慣をつくることが大切です。
否定するのではなく、「友達の意見はそうなんだね。あなたはどう感じてる?」と寄り添う姿勢が、自己理解の第一歩になります。


テントルの自習室でも、冬期講習前の面談でも、同調圧力に流されて迷っている生徒には、「自分の目標」を言葉にしてもらう時間をつくっています。
目標が明確になると、周りに揺さぶられにくくなり、勉強にも主体性が生まれます。
“みんな”より“自分”。
この優先順位を取り戻すことが、思春期の成長にとって何より大切です。
保護者のあたたかい伴走が、子どもが主体性を取り戻す大きな支えになります。

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