
2025.11.07
「ググればいい」は卒業しよう ― 情報を“活用”する力の育て方#380
80点以上お断りのテントル熱血塾長です!
さて今回は、「『ググればいい』は卒業しよう ― 情報を“活用”する力の育て方」についてお話しします。
「わからないことは全部検索すればいい」――今の中高生にとって、これは常識になりつつあります。
確かに、スマホやタブレットで調べれば、どんな情報もすぐに手に入る時代です。
しかし、その一方で「調べた後にどう使うか」を考える力が弱くなっているのも事実です。
検索は“出発点”であって、“ゴール”ではありません。
答えを見つけることよりも、情報を自分の頭で整理・理解・判断する力が、これからの学びに必要です。
たとえば、定期テストの勉強で分からない問題が出たとき。
すぐに解説動画やAIで答えを調べるのも一つの方法ですが、そこから「なぜそうなるのか」「別の解き方はあるか」と考えることが大切です。
これはいわゆる批判的思考のトレーニング。
調べた情報を“うのみにせず吟味する力”が、真の理解を支えます。埼玉県や東久留米の中学生を見ていても、成績上位の生徒ほど、調べた内容を要約し、自分の言葉で説明できています。
つまり、“検索”よりも“統合力”と“要約力”こそが、学力の差を生む時代なのです。
テントルの冬期講習では、こうした「リサーチリテラシー」を育てる授業を実践しています。
調べた内容を自分でまとめる演習や、意見の異なる情報を比較して考えるワークを通して、“情報を使う力”を磨きます。
また、自習室では、講師が「調べたあとの一歩」に伴走し、考えるプロセスをサポートしています。
「ググればわかる」から一歩進んで、「調べた情報を自分の力に変える」。冬
期講習という節目は、子どもたちが“考える学び”へ進化する絶好のチャンスです。
これからの時代を生き抜くために、“検索力”より“活用力”を一緒に育てていきましょう。
