
2025.10.29
「家で全然話さない」中学生の本音にどう向き合うか#373
80点以上お断りのテントル熱血塾長です!
さて今回は、「家で全然話さない」中学生の本音にどう向き合うか、についてお話しします。
「学校どうだった?」と聞いても、「別に」「普通」としか返ってこない。
そんな“沈黙”に、もどかしさを感じる保護者の方は多いでしょう。
でも、その沈黙は“反抗”ではなく、“自己防衛”かもしれません。
中学生は日々、学校・部活・塾・SNSと膨大な人間関係の中でエネルギーを使っています。
家では「安心したい」「干渉されたくない」という気持ちが混在し、結果として“話さない”という形で表れているのです。
思春期の沈黙は、「信頼を失った」サインではなく、「安心を求めている」サイン。
特に埼玉県の中学生のように、定期テストや進路のプレッシャーを日常的に感じている子どもたちにとって、家庭は“休息の場”でありたいものです。
ここで大切なのは、「聞き出す」より「受け止める」姿勢。
たとえば、「無理に話さなくていいよ」「疲れたでしょ、先にご飯食べようか」といった、言葉より“空気”で伝える非言語の関わりが効果的です。
言葉を減らすことが、かえって信頼を取り戻すきっかけになります。
テントルの自習室でも、最初は口数の少ない生徒が多いですが、講師が焦らず寄り添うことで少しずつ心を開いてくれます。
「今日ちょっと頑張ったね」「顔が明るくなったね」と、小さな変化を見逃さない声かけが大切です。
家庭でも、「話してくれない」と悩むより、「話せる日を待つ」余裕を持つことで関係は変わります。
沈黙の奥には、言葉にならない“信頼のサイン”が隠れています。
子どものペースを尊重しながら、そっと寄り添うこと――それが、思春期の心を支えるいちばんの近道です。
