
2025.11.10
「成績が伸びない」のは勉強のせいじゃない? ― “集中できない環境”を見直す力#381
80点以上お断りのテントル熱血塾長です!
さて今回は、「成績が伸びない」のは勉強のせいじゃない? ― “集中できない環境”を見直す力についてお話しします。
「うちの子、勉強しているのに結果が出ない…」そんな悩みを持つ保護者の方は多いのではないでしょうか。
実はその原因、勉強方法よりも“環境”にあるかもしれません。
机の上が散らかっている、照明が暗い、スマホがすぐ手の届く位置にある――こうした小さな要素が集中力を大きく奪っています。
人は視界に入るもの・音・光・温度など、あらゆる刺激に影響を受ける生き物です。
どれだけ意志が強くても、環境が整っていなければ集中力は長続きしません。
そこで、まず見直してほしいのが「机まわりの整理」です。
教科書やノートが積み上がっている状態では、脳が“やることが多い”と錯覚し、勉強に取りかかるまでのハードルが上がります。
机の上は「今使うものだけ」を置く。
それだけで集中のスイッチが入りやすくなります。
次に「照明」。
暗すぎる部屋では眠気を誘い、明るすぎる蛍光灯は目の疲れを生みます。
昼白色の明るさがベストです。
そして最大の敵がスマホ。
通知音が鳴るたびに集中が切れ、再び集中状態に戻るまで20分以上かかるとも言われます。
思い切って別の部屋に置くのが理想です。
テントルの自習室は、この“環境の力”を最大限に活かす設計をしています。
静かな空間、明るい照明、スマホを預けて集中できる仕組み――この3つが揃うだけで、勉強の質は驚くほど変わります。
冬期講習でも、自宅での学習環境づくりをテーマにしたアドバイスを行っています。
成績を伸ばす第一歩は、“努力を支える環境”を整えること。
家庭でも、「どれだけ勉強するか」より「どんな環境で学ぶか」を一度見直してみてください。
勉強の才能よりも、“集中できる場所づくり”が未来を変える力になります。
