
2025.11.21
「自分なんて…」と言い出したら読ませたい、受験生の自己肯定感の育て方#390
80点以上お断りのテントル熱血塾長です!
さて今回は、「受験期の自己肯定感」についてお話しします。
受験が近づくと、普段は前向きな子でも急に「自分なんて無理」「どうせ失敗する」と弱音を吐くことがあります。
これは怠けではなく、“心の防衛反応”です。
緊張や不安が高まると、自分を守るために「最初から期待しない」という思考になるのはごく自然なこと。
特に埼玉県や東久留米の中学生は、学校・塾・冬期講習と学習負荷が高まる時期。
心が疲れ、自己評価が下がりやすい環境にいるのです。
では、そんなとき家庭でどんな声かけが効果的なのでしょうか。
まずは、否定せず受け止めること。
「そんな弱音言わないの!」と返してしまうと、子どもは“気持ちを言ってはいけない”と感じてしまいます。
代わりに、「そう感じるくらい頑張ってきたんだね」「不安になるのは普通だよ」と、気持ちの存在そのものを認めてあげることが第一歩です。
次に、“できた事実”を一緒に探すこと。
たとえば、
・「昨日、自分から机に向かったね」
・「作文を最後まで書き切ったのは大きな成長だよ」
・「ここ数週間、塾を休まなかったのはすごいよ」
こうした“小さな成功体験”を言語化してあげると、子どもの心がゆっくり回復していきます。
自己肯定感は「褒め言葉の量」ではなく「事実の積み重ね」で育つ力です。
テントルの自習室や冬期講習でも、落ち込んでいる受験生には、あえて勉強よりも“状態を整える声かけ”を優先します。
「ここに来ただけで十分だよ」「今日は一歩だけ進もうか」というメッセージは、追い詰められた心に大きな安心を届けます。家庭でもこのスタンスがとても大切です。
自己肯定感は“結果”ではなく“過程”から育ちます。
お子さまが「自分なんて…」と言い始めたときこそ、親ができる最大の支えは、“できている部分を一緒に見つけること”。
受験は孤独な戦いに見えますが、支えてくれる人の存在があるだけで、子どもはまた立ち上がれます。
どうか焦らず、一歩ずつ。小さな前進を一緒に喜んであげてください。
