
2025.11.11
中学生の“落ち込みやすさ”は普通? ― 思春期メンタルとの付き合い方#382
80点以上お断りのテントル熱血塾長です!
さて今回は、「中学生の“落ち込みやすさ”は普通?」というテーマでお話しします。
「さっきまで元気だったのに急に落ち込む」「些細なことで不安が大きくなる」――中学生のこうした感情の揺れに、戸惑う保護者の方も多いでしょう。
でも、実はこれは“思春期のごく自然な変化”です。
脳の発達が追いつかないまま、学校生活・部活・定期テストといったプレッシャーにさらされるため、感情が不安定になるのは珍しくありません。
特に埼玉県や東久留米市の中学生は、生活スケジュールがハードで、心が疲れやすい環境にあります。
大切なのは、この“揺れ”を問題視しすぎないことです。
落ち込みやすいからといって、「気にしすぎじゃない?」「もっとしっかりして」と否定されると、子どもは一気に心を閉ざしてしまいます。
必要なのは“解決”より“寄り添い”。
たとえば、「今日は疲れたんだね」「そう感じる日もあるよ」と、感情そのものを受け止める言葉が効果的です。
話してくれないときは、無理に質問するより、そばにいるだけで安心を与えられることもあります。
親の“押しすぎない距離感”が、思春期の心にはとても大切なのです。
テントルの自習室でも、メンタルが落ちている生徒には、いきなり勉強を進めることはしません。
「ここに来られたことがすごい」「今日は少しだけでもやってみようか」と、できることから一歩ずつ積み上げるサポートをしています。
冬期講習前後は特に気持ちが揺れやすい時期ですが、小さな前進を認めてもらえる環境があるだけで、子どもは驚くほど立ち直っていきます。
思春期の心は“弱い”のではなく、“敏感”なだけ。
ゆっくり寄り添う姿勢こそ、お子さまが自分のペースで前を向ける一番の支えになります。
