
2025.11.20
国語力は“親の言葉”で育つ? ― 家庭でできる言語センスの磨き方#389
80点以上お断りのテントル熱血塾長です!
さて今回は、「国語力は家庭の言葉が育てる」というテーマについてお話しします。
国語力というと、「読書量が多い子」「語彙が多い子」が伸びるイメージを持つ保護者の方も多いでしょう。
しかし実際には、日常の“親子の会話”こそが国語力の土台をつくります。
特に思春期は、語彙・論理力・読解力が大きく伸びる時期。
学校でも塾でもカバーしきれない「言葉のセンス」は、家庭のちょっとした雑談や問いかけから育まれるのです。
では、家庭でできる国語力アップのコツとは何でしょうか?
1つ目は「雑談の質」を高めること。
「今日どうだった?」という質問を、「今日、面白かったことあった?」のように少し具体化するだけで、子どもは言葉を選ぶ練習になります。
答えが短くても構いません。
“どんな言葉で伝えるか”を考えることが、国語力そのものです。
2つ目は「問いかけ」で思考を引き出すこと。
たとえばテレビやニュースを見ながら、「あなたはどう思う?」「もし自分だったら?」と聞くだけで、子どもは理由を考える習慣が身につきます。
これは論理力を育てる最高のトレーニングです。
埼玉県や東久留米の中学生を見ていても、国語が得意な子は総じて“自分の考えを言える子”です。
3つ目は「読書のハードルを下げる」こと。
いきなり本を読むのが難しい子には、マンガ・要約動画・ショートストーリーでも十分。
重要なのは“言葉と触れる量”。
冬期講習でも、国語が苦手な子ほど「短い文章を深く読む練習」から始めることで大きく変わっていきます。
テントルの自習室では、解答の丸暗記ではなく「どう読んで、どう考えたか」を言語化する指導を行っています。
国語力は、一夜で身につくものではありません。
しかし、家庭の会話を少し変えるだけで確実に伸ばせる力です。
お子さまの言葉を育てるのは、特別な教材ではなく、日々の“親の一言”。
ぜひ今日から、言葉を楽しむ家庭づくりを始めてみてください。
