今回は古文と漢文が試験範囲だったため、今までと比較すると少し難化しているといえます。しかし漢文は原文の内容を問われず、漢文のルールに関しての問題のため、ルールを覚えておけばそこまで苦戦することはなく、古文も原文の横に現代語訳が記載されているので、難化しているとはいえ、大きく点数を落とすことはないでしょう。「不便の価値を見つめ直す」の読解問題は、問題数こそ少ないですが、文章が長いので、先に問題で何を問われているのかを確認しておけば、時間が足りなくなるといったことはないと思います。
内容はワークで出題されている問題に準じたものが多く出題されているため、ワークの問題を繰り返し学習することが得点に繋がると考えられます。難易度は標準のものと少し難しい問題が大部分を占めていました。今回は方程式が主な範囲でしたが、立式する段階から「なにをxとしているのか」や、「問題の文字式がなにを表しているか」を聞かれる問題が多かったため、方程式や文字式が表しているものまで理解している必要があります。そのため、テスト勉強をする際にただ問題を解くだけではなく、式の意味等まで深く理解していることが望ましいです。
範囲としては、化学分野の状態変化と水溶液の問題が出題されていました。範囲の関係上、質量パーセント濃度や溶解度の計算が多く出題されていたため、公式を暗記するだけではなく計算演習をしておくことで計算の速度と精度を高めておくことが重要だと感じます。また、溶解度の範囲ではグラフを用いた問題が頻出であり、今回のテストでも出題されていたので、ワーク等で繰り返し演習しておくことが必要です。
地理分野はアジア・ヨーロッパ・アフリカに関しての出題でした。グラフや資料を読み取る問題がほとんどで、用語を答えるのではなく、説明を求められるため、少し難しいです。ワークの答えをただ暗記するのではなく、なぜその答えになるのかを理解しながら勉強するといいでしょう。歴史分野は地理分野とは異なり、多くは用語を問われる問題となっておりますので、こちらは用語を中心に覚える勉強をすれば問題ないでしょう。