範囲表に記載されていなかった作文が出題されました。作文問題の構成は都立入試の問題に似ており、2段落構成で書くという問題でした。最後の方に作文があるので、問題を最初から解いた場合、時間が足りなくなってしまう場合があります。記述問題が多く出題されていますが、全問書き抜く問題なので本文の基本内容をおさえていればそこまで難しくはないでしょう。また、漢字が15問(読み10問、書き5問)出題されているので、確実に点数を取りたいものです。文法は文節、単語の区切りの問題でしたが、練習をしていないと点数を落としてしまうでしょう。
全体的には簡易的です。しかし、大問6と7の問題は「あなた自身の答えを主語・動詞のある文章で書きなさい」、「情報を元に自己紹介文を書きなさい」といったYes/ Noだけで正解になる問題ではないので、そこは対策が必要です。
簡易から難問までバランスの良い構成でした。計算問題も、ただ感覚で解いていてはミスをしがちなので、「正負」という概念を把握したうえで、計算の際の扱い方を理論的に身につけておく必要があります。アニメキャラクターの名前を登場させたり、パズル的な問題を出題するなど、随所に先生の遊び心が見られる親しみのもてるテスト内容という印象です。
範囲としては『植物』『顕微鏡・ルーペの使い方』のみだったので、対策はしやすかったと思います。ただし問題数が多いのと、基礎的な内容でも少しひねった問題があるなど、高得点をとるには範囲の内容を隅から隅までしっかりと復習しておくことが求められます。1つの事項をただ憶えるだけでなく、周辺知識を自分で教科書などで調べておくことが高得点につながるでしょう。
地理からのみの出題で、範囲も短めでした。そのため、世界の主要国・緯度経度に関する問題が大半を占めています。事前のテスト対策も比較的に取り組みやすかったのではないでしょうか。地理の学習のポイントは、用語を地図と紐づけながらまとめることです。自学用のノートに白地図を貼り、学校で習った内容を書き込んでいくと効率よく整理できるはずです。