国語
- テスト範囲
- • 読解: 複数の長文読解(季節の情景描写、筆者の心境や表現の意図、具体的な出来事に関するもの)。 • 文法: 品詞の種類(自立語、付属語など)の分類と理解、文法的に誤っている箇所の特定。 • 語彙・漢字: 漢字の読み書き(ひらがな・カタカナから漢字への変換、その逆)、語句の意味理解。 • 記述・表現: 傍線部の内容説明、筆者の心情や表現の意図の説明、文章からの抜き出し、自身の経験談を漢字・ひらがな・カタカナで記述する問題。
- 範囲割合
- 範囲内:100%範囲外:0%
- 記述割合
- 選択式:27.8%記述式:72.2%
- 難易度割合
- 簡易:26.8%通常:53.2%難問:20%
長文読解、文法、語彙、記述・表現と、国語の幅広い領域を総合的に問う内容でした。特に、複数の長文読解問題では、筆者の心情や表現の意図を深く読み解く力や、文章から具体的な情報を正確に抜き出す力が求められています。また、品詞の分類といった文法知識に加え、漢字の読み書きや、自身の経験談を適切に表現する記述問題も多く出題されており、基礎的な知識と思考力、そしてそれを日本語で的確に表現する高い記述力が鍵となります。高得点を目指すためには、様々な文章に触れて読解力を養うとともに、文法・語彙の基礎を固め、自分の考えを論理的かつ正確に表現する記述練習を重ねることが重要です。
英語
- テスト範囲
- • リスニング: 絵の内容に合う英文の選択、質問に対する応答の選択。 • 文法・語彙: 動詞の活用形、前置詞の選択、語句の補充、語順整序、与えられた日本語に合う英文の作成。 • 読解: 人物紹介文の読解と質問への解答、商品(スニーカー)説明文の読解、日記形式の英文読解。グラフや表(科目選択、商品のサイズ・色)からの情報読み取り。 • 英作文: 自身の情報(好きなもの、できることなど)について指定語数で記述、与えられた日本語の英訳、質問に対する英文での回答
- 範囲割合
- 範囲内:100%範囲外:0%
- 記述割合
- 選択式:24.1%記述式:75.9%
- 難易度割合
- 簡易:28.3%通常:59.3%難問:12.4%
リスニング、読解、文法、語彙、英作文と、英語の基礎的な総合力が幅広く問われる内容でした。特に、様々な種類の英文(人物紹介、商品説明、日記など)を正確に読み解く読解力に加え、与えられた状況や日本語を適切な英語で表現する英作文能力が強く求められます。また、グラフや表からの情報読み取りも含まれており、多角的な情報処理能力も必要とされます。高得点を目指すためには、基本的な文法・語彙を確実に習得し、様々な形式の英文に触れて読解力を養うとともに、積極的に英作文に取り組み、自分の考えや情報を英語で論理的に表現する練習を重ねることが重要です。
数学
- テスト範囲
- • 数と式: 正負の数、文字式の計算、一次方程式、反比例の式決定。 • 図形: ◦ 作図(三角形の高さ)。 ◦ 平面図形(円とおうぎ形の面積・弧の長さ)。 ◦ 空間図形(立体の名称、表面積、体積:円錐、円柱、直方体、三角錐など)。 ◦ 直線や平面の空間における位置関係(平行、交わる、ねじれの位置、垂直)。 ◦ 回転体、展開図。 • 資料の活用: ◦ 度数分布表、ヒストグラム、相対度数。 ◦ 平均値、最頻値、中央値。 ◦ データの比較と考察。
- 範囲割合
- 範囲内:100%範囲外:0%
- 記述割合
- 選択式:6.0%記述式:94.0%
- 難易度割合
- 簡易:26.4%通常:56.3%難問:17.3%
中学1年生の学年末としては非常に広範で、特に図形(平面・空間)と資料の活用に重点が置かれていました。計算問題や方程式の基礎に加え、作図、円とおうぎ形の公式適用、様々な立体図形の体積・表面積、空間における線や面の位置関係の理解が不可欠です。さらに、度数分布表やヒストグラムの作成・読み取り、相対度数、平均値、中央値、最頻値といった統計的な概念の理解と、データから考察する力も試されます。高得点のためには、公式の丸暗記に終わらず、その意味を理解し、多様な問題形式に応用できる演習、特に空間図形とデータ分析の概念の定着、そして計算ミスなく正確に解答する練習が鍵となります。
理科
- テスト範囲
- • 光の性質とレンズ: ◦ 光の進み方、屈折、反射、全反射。 ◦ 凸レンズの性質、焦点、焦点距離。 ◦ 像の作図(実像・虚像、像の大きさ)、実験装置の理解と操作(光源、レンズ、スクリーン)。 ◦ 光と色フィルターの関係。 • 植物: ◦ 植物のつくり(根、茎、葉)、植物の種類(双子葉類、単子葉類、裸子植物、シダ植物など)。 ◦ デンプンの検出(ヨウ素液)、エタノールによる葉の脱色。 • 物質: ◦ 水溶液の性質(飽和水溶液、再結晶)、質量パーセント濃度の計算。 ◦ 物質の三態(固体、液体、気体)、状態変化の例。 • 音: ◦ 音の伝わり方(空気中、水中、固体中)、音速の計算。 ◦ 音の性質(大小、高低)。
- 範囲割合
- 範囲内:100%範囲外:0%
- 記述割合
- 選択式:25.6%記述式:74.4%
- 難易度割合
- 簡易:28.5%通常:57.0%難問:14.5%
「光の性質とレンズ」、「植物のつくりと働き」、「物質の状態変化」、「音の性質」と、中学1年生で学習する理科の主要分野を幅広く網羅していました。特に光とレンズに関する問題が非常に多く、実験操作の理解、光の進み方の作図、像の性質(実像・虚像、大小)に関する詳細な知識が求められます。また、濃度計算や音速計算といった計算問題、実験結果からの考察、複数の選択肢の中から適切なものを判断する応用問題も多数出題されており、単なる知識の暗記に留まらず、原理の理解とそれを応用する力、そして論理的に説明する記述力が強く問われました。高得点を目指すためには、各分野の基礎知識を徹底的に定着させ、特に光の作図や計算問題の反復演習、そして実験の目的と結果、そこから導かれる考察を自分の言葉で説明できるよう練習することが重要です。
社会
- テスト範囲
- • 歴史: **旧石器時代から古代(文明の始まり、律令制、仏教伝来、国風文化)**までの日本の歴史と文化、主な出来事や人物(鑑真)。 • 地理: ◦ 日本地理: 関東地方の農作物、日本の大都市圏の機能と産業地域(石油化学、機械、自動車、鉄鋼、プラスチック)。 ◦ 世界地理: オセアニア、南米、アフリカ、ヨーロッパなど世界各地の地理的特徴、気候帯、産業(農牧業、工業)、貿易、資源と環境問題(持続可能な社会)、人類の移動。 • 資料読解: 年表、グラフ、地図、表など多様な資料を用いた情報分析と解答。特に、特定の国の輸出額、人口動態、気候データ(気温、降水量)、産業構成などの読み取りと比較、考察。
- 範囲割合
- 範囲内:100%範囲外:0%
- 記述割合
- 選択式:20%記述式:80%
- 難易度割合
- 簡易:30%通常:50%難問:20%
日本史の古代から世界地理、そして現代の社会問題まで、中学1年生の社会科で学習する非常に広範な内容を総合的に問うものでした。特に、地図、グラフ、表、年表といった多様な資料を正確に読み解き、そこから必要な情報を抽出したり、複数の資料を比較して考察したりする能力が強く求められます。 問題形式は記述式が8割を占めており、単に語句を覚えるだけでなく、歴史的出来事の背景や地理的現象の原因、産業の特色などを自分の言葉で論理的に説明する力が不可欠です。また、「永続可能」「持続可能」といった概念的な理解も問われており、社会科の基礎知識に加え、思考力、判断力、そして表現力が総合的に試される内容となっています。 高得点を目指すためには、各分野の基礎知識を確実に定着させるとともに、多くの資料問題に触れて分析力を養うこと、そして与えられた問いに対し、根拠をもって筋道立てて説明できる記述練習を徹底することが重要です。