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「塾なんて面倒くさい」と言っていた生徒の大変化
太田 響希 さん
所沢市立中央中学校卒業 卒塾生
生徒のストーリー
テントルへの入塾。決め手は「近いから」。
響希さんがテントルへ入塾したのは中1の2学期が始まったばかりのころでした。
それまで、テストの点数には満足がいっていないものの、「塾は通うのが面倒くさい」「学校の宿題との両立が難しそう」と、塾というものを避けていました。
そんな響希さんが塾に通うことを考えたのは、親御さんの仕事先のお知り合いの方からテントルを紹介されたことがきっかけでした。
ただ、その時点では、なんとなく「個別授業の方が(響希さんには)合っているだろう」ということで、紹介されたテントルと同時に、2駅先の個別専門の大手塾へ体験に行きました。
大手塾の方は通塾時間がかかるため、「近いから行っても良いかな」くらいの軽い気持ちでテントルへの入塾を決めました。
努力なくして結果は出ず。それを実感した中1の冬。
響希さん本人としては、あまり乗り気ではなかったテントルへの通塾。
まずは苦手だった数学1科のみ受講することになりました。
ただ、元々勉強に対して積極的ではなかったため、塾で出された宿題もあまりやって来ず、なかなか勉強量が増えずに結果が出ませんでした。
そんな中で迎えた中1最後の学年末テスト。
テントルの講師からは「中1最後のテストだから、頑張ってみよう!」と声をかけられ、テスト対策として学校のワークや教科書の問題演習を、これまで以上に課題として出されました。
これまで宿題・課題をあまりやってこれなかった過去があったため、上記の課題は進捗をこまめにチェックされたのですが、驚いたのは『スケジュールを管理され、そのスケジュール通りに課題を進める』という些細なことでも、クリアできたらたくさんホメてもらえたことでした。
その当時、ちょっとプライドが高い女の子だった響希さんにとっては、これが大当たり。
~褒められたいから頑張る。頑張ったから褒められる。そして、褒められたからもっとやる気が出てくる~
そんなサイクルで、これまでとは比べ物にならないくらいに頑張ることが出来た響希さん。
結果は、2学期に比べて、なんと30点近く点数を上げることができました。
数学に自信はついたが、”中だるみ“してしまった中2の1年間
数学に対して自信がついた響希さんは、2年生になってからも結果を残してくれました。
1学期にはついに80点以上を達成。
勉強のやり方を理解し、身についてきた証拠でした。
しかし、その後は「テスト前だけ勉強すれば良い」という感覚になってしまい、普段の勉強習慣を継続できないでいました。その結果、少しずつ、でも確実に点数を落としていくことになります。
数学は、英語ほどではないとはいえ、『積み重ねの教科』。
テスト前だけの頑張りだけでは追いつかない事態になりかけていたのです。
そして、響希さんに衝撃を与えたのは、中3の1学期におこなわれた北辰テストでした。
回を追うごとに偏差値が下がっていったのです。
“本気”になった中3の夏。
北辰テストの結果にショックを受けた響希さんは、ついに危機感をおぼえました。
それまでは「最低限、やることをやっておけば良いや」という心持ちだったのに対して、中3の夏期講習では数学以外の教科も含めて授業時間数が多いクラスへと移行します。
講習が始まる前は、それでも「日数も宿題も多いって聞いたから大変そう…」と不安を隠しきれない様子でした。
しかし、本気になった響希さんは、これまでとは大いに変わりました。
「宿題を残して帰宅するのは違和感があるから、かならず最後までテントルで終わらせてから帰る」
「遅くまでテントルでダラダラ過ごしても意味がないから、早めに来て集中して勉強して、早めに帰る」
その2点を心がけて夏休みの日々を過ごしていました。
とにかく全力でした。
その結果はすぐに現れます。
2学期の中間テスト。それまで何となくで勉強していた国語の結果が驚きの成果となりました。
なんと『50点近く点数アップ』を達成したのです。
「やるだけやってやる!」 必死に食らいつき見事に勝ち取った志望校合格。
夏期講習後には、数学や国語をはじめとして、成績も安定します。
それまで漠然と考えていた志望校も具体的なイメージに変わってきました。
しかし、いまだに英語に対しては自信がつかず、Aクラスの周りの仲間たちができる問題を答えられず、悔しい思いもしました。
中2までの響希さんだったら、もしかすると焦ってしまい、逆に「もういいや」と投げ出してしまっていたかもしれません。
ところが、数学と国語への自信(=響希さん自身の努力の結果)が彼女の背中を押してくれました。
「やるだけやってやる!」
そんな思いで必死に周りに食らいついていきました。
そして迎えた入試シーズン。
響希さんが受験する高校は学力試験だけでなく、実技試験も実施されます。
そのため実技の練習も両立させなければなりませんでした。
勉強も頑張らなくてはいけないのは分かっているけれど、実技のことが頭から離れず、勉強に身が入らないという状態に陥ってしまいます。
もちろん、やるべきことはやっています。しかしそれでも、全力で取り組んでいた夏の頃に比べて、明らかにペースダウンをしてしまっていました。
しかし、それでも頑張り続けられたのは、テントルで他の受験生も頑張っている姿を見続けていたからでした。
「もう、あとはやるしかない!」
他のテントル生から刺激を受け、講師からの激励を受け、自分が本当に合格したいという気持ちを再確認した響希さん。入試日直前には、吹っ切った心持ちでまた全力で頑張りつづけるようになりました。
「塾なんて面倒くさい」
そう言っていた彼女が、自分から毎日のようにテントルへ通い、そして全力で頑張りつづけたのです。
響希さんが憧れの志望校に合格することができたのは、彼女の頑張りがあったからこそです。
担当のコメント
講師
ネギ マサト
子ども達は、個性があり一人ひとり違います。
だからこそ、テントルでは一人ひとりに正面から向き合い、全力でぶつかります。
響希さんは、入塾当初、少しプライドが高いけれど勉強に対してはそのプライドが邪魔をして積極的になり切れない女の子でした。
我々がまず試みたのは、やる気を引き出すこと。
正直に申し上げると、すぐには上手くいかず、様々な試行錯誤を繰り返しました。
その中で響希さんに”刺さった”のは、『褒めてあげる』ことでした。
それまで「やったりやらなかったりだった宿題」をきちんとこなせたことに対して、大げさなくらいに褒めてあげたことが、その後の響希さんの飛躍につながっています。
周りの人に褒められてうれしくない子どもはいません。
褒められたことで、それが更なるやる気につながりました。
そうして初めて勉強で努力をし、見事結果を出してくれた響希さん。
その努力が自信につながり、自分から勉強をやろうという気持ちを生み出してくれました。
宿題をしっかりとやった。
少し難しい問題に頑張って正解できた。
自分から自習をするようになった。
今までよりも勉強時間が増えた。
テストの点数が上がった。
大人からは当たり前で些細なことに見えるかもしれませんが、子ども達が少しでも頑張ったことを認め、しっかりと褒めてあげる。
テントルでは子ども達の頑張りを、頑張ろうとする気持ちを決して見逃しません。
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