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『根っからの勉強嫌いを変えた、テントルでの11年』
西村 圭太 くん
中央中学校卒業 卒塾生
生徒のストーリー
小学2年生で入塾、教室長と本気で語った小学生
「振り返ると、人生の半分はテントルにいますね。」そう語ったのは、高校3年生の西村圭太君。
彼がテントルに入塾したのは、小学2年生の時。彼は6人兄弟の5番目で、当時中学生の兄・姉がテントルに通っていたこともあり、小学2年生の時に、自然な流れでテントルに入塾しました。
しかし、小学生の時の圭太君は、勉強が大の苦手でテストの点数も思うようには取れませんでした。そのため、勉強に対する積極性がなく、テントルでの授業中でさえ、授業態度があまり良くありませんでした。
それを見かねて、当時の教室長であるサカモトが小学3年生の圭太君に「圭太、このままじゃ将来、就職とかする時に困っちゃうぞ。」と本気で語る日もありました。
学年が上がり、増える居残り
それでもなかなか状況が変わらない彼に、最初のターニングポイントがやってきます。
それは、学年が上がり“居残り”の時間が伸びていくこと。
徐々に長くなる居残りの時間…。
宿題を忘れては終わるまで居残りをさせられました。
それに比例するように、テストの点数は伸び始めました。しかし、依然として勉強に対するやる気は上がらなかった圭太君でした。
「サボったら叱られる」が原動力だった中学生時代
そんな圭太君も中学生となり、部活動に熱中する日々を送ります。
当時は、部活が終わってテントルに行く事がとても面倒だと感じていたそうです。
「とにかく勉強をやりたくない。」
「でもサボったら叱られる。」
そんな葛藤を抱きながら、中学1年生・2年生、と中学校生活を過ごしていました。
テスト前の土日講座に行かなくて、叱られたこともありました。
時には、学校のワークが終わらず夜中まで残らされたこともありました。
勉強に対する気持ちは、小学校の頃からずっと変わりませんでした。
これまでの自分を後悔した受験期
受験生となった、中学3年生の圭太君。
2度目のターニングポイントがやってきます。
中3の定期テストを前に、初めて勉強に本気で向き合い、そして実感した「出来ない自分」。
「もっと勉強しておけば良かった。」
ずっと勉強から目を背けてきた、これまでの自分を後悔しました。
これまでの自分を振り返り、小学生の時に話された数々のことを思い出した圭太君。
テントルの先生にずっと言われてきたことが、すべて本当のことだったと実感しました。
遂に、自分の将来を考え「勉強をやろう!頑張ろう!」と決意します!
高校生になった現在
そんな圭太君は今、高校3年生に。
「人の役に立つ仕事がしたい。」と決意し、公務員試験に向けて勉強中です。
これまでテントルで培った、『継続して勉強する習慣』を武器に、毎日試験勉強ためにテントルへ足を運んでいます。
小・中学生のころは、あれだけテントルに行くのが、勉強するのが嫌いだったのに。
今では、自分からすすんで将来の目標に向けて努力をすることが出来るようになりました。
「今の自分があるのは、拓基先生のおかげです。」恥ずかしがりながら、当時の教室長への感謝の言葉を話す彼の姿がとても印象的でした。
担当のコメント
講師
サカモト ヒロキ
圭太君との出会いは10年近く前にさかのぼります。
当時は私自身もまだまだ経験の浅い教室長で、何に対してもただガムシャラでした。
そういう意味では、圭太君とは『一緒に成長していった仲間』といえるかもしれません。
小学生の頃の圭太君は、勉強する理由が分からず、「ただ、家族に、テントルの先生に言われているから嫌々やっているだけ」という状態でした。
残念ながら、それは中学に上がってからも変わりませんでした。しかし、それでも私たちは、彼の可能性を信じ、勉強だけではなく、『大人になってからも大切なこと』を伝え続けました。そして、中学3年生になり、高校受験を意識し始め、遂に変わってくれました。
「勉強をする意味」「頑張ることの大切さ」「約束」など、それまで圭太君にずっと伝え続けていたことを、彼自身がしっかり理解して実践してくれるようになりました。
子ども達は、ついつい目の前の欲求に目を向け、嫌なことから逃げ出したくなってしまうものです。こちらが正しいと思っていることも、どんなに誠実に伝えても、1回2回で聞き分けてくれるとは限りません。
しかし、その子の将来を信じて、あきらめずに何度も伝え続けることで、必ず応えてくれるようになると、私はそう信じています。
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