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17点から82点への大成長!ゲーム大好き中学生を塾も大好き少年へ変えた1年。
松本 駆真くん
川越市立大東中学校 3年生
生徒のストーリー
勉強へのやる気1からのスタート!
駆真君がテントルへやってきたのは中学2年生のはじめでした。
1年生の頃までの成績は、駆真君自身が「本当にやる気がなかった」「テスト前でも平気でゲームをやっていた」「学校の先生の話をあまり聞いてなかった」というほどで、3学期のテストでは数学の点数が17点・・・
実際は理解できる力はあるものの、それを活かすだけの努力ができていない状態にありました。
ご家庭ではそんな状況を変えようとしても、ゲームなどの誘惑が多いということと、本人も何から取り組んだら良いかわからないこともありテントルへお問い合わせいただきました。
そこから私たちテントル講師陣と、駆真君の勉強へのモチベーションと取り組みを改革させるための物語が始まりました。
点数がひっくり返った!?17点から71点へ54点UPまでの道のり
まずは駆真君自身の勉強への熱量を高めるために、勉強ができることの喜びを感じでもらう取り組みを行いました。
私は駆真君に「数学のセンスがある!」ということを伝え続け、少しでも理解し、問題が解けると「本当に今までやってなかったことが勿体無い」と伝え、彼の中で「本当に頑張ったらできるかもしれるんじゃないか?」という気持ちを高めることに努めました。そしてテスト対策の際には、大東中のテストの問題構成がどのような作りになっていて、何に取り組んだらよいのかを伝えていきました。すると、「学校の授業が余裕で分かるようになりました!」「今回のテスト、オレいけるかもしれないっす!」と駆真君の学校での授業態度が改善され、テストへ向けての意欲が高まっていきました。
そして入塾後1回目となる定期テストに挑むと、17点だった数学が54点アップの71点!飛躍的な点数UPを達成しました。
楽しみを捨てきれず、勉強時間不足・・・応用問題への取り組む時間を増やすためのテントルでの取り組み
素晴らしい点数アップを達成した駆真君でしたが、次に「数学で80点以上をとる!」を目標に設定し、更なる高みを目指して勉強を進めていきました。しかし、そこから80点を越えることが中々達成できない状態が続きました。原因は、基本問題はある程度理解できるようになったものの、より時間をかけなければならない応用問題に取り組むまでの勉強時間を確保できていないことでした。彼の中では、いまだにテスト前でもゲームをやりたいという感情が捨てきれず、テスト期間中の土日のテスト対策も途中で「先生〜!もう集中が切れてしまったんで帰っていいですか?」など、何かと理由をつけて帰宅の交渉をしてきていました。そこで残らせたとしても、彼の頭の中では、勉強に取り組んでいかないといけない状態なのは理解しているものの、ゲームをやることに気持ちがいってしまっているため、少し機嫌を損ねてしまっている様子でした。
そこで、駆真君がテントルで意欲的に勉強できる時間を伸ばしていくために、テントルに来る楽しみを増やしていく取り組みを行いました。駆真君は、注目されることが嫌いではない子だったため、ハロウィンの際は仮装を身につけさせたり、当時1つ上の学年の生徒に駆真君の部活動の先輩がいたため、その先輩にテストの点数で競い合わせるイベントを行いました。元々個別指導の授業を受けていたということもあり、講師以外の人との関わりはそこまで多くありませんでしたが、周りの生徒や先輩たちと関わる機会が増え、そこで駆真君にとっての居場所をテントルで提供し、彼の中での気持ちの変化を狙いました。
中3生からギアチェンジ!個別授業からクラス授業へ切り替えて、目指す80点越え!
結果として、2年生のうちに80点越えを達成することはできませんでしたが、駆真君の勉強時間はだいぶ増えてきていました。そして5教科全体の成績もそれに伴って高まってきました。
そのため、中3生になるタイミングで、90点以上をとっている生徒もいる、駆真くんよりレベルが上のクラス授業へ移行してもらい、周りの生徒からの刺激(応用問題へも積極的に取り組んでいく姿勢)与えていくことにしました。駆真君の中では、はじめはそんなクラスに着いていけるかという不安があったものの、志望校も決まってきていたということもあり、授業後に居残りして質問をするなどして必死で食らいついていったのでした。
やっと達成した!1年越しの80点越え!
そして迎えた中3生の1学期中間テスト・・・彼の中でも応用問題への対策にも相当時間をかけて臨んだテストでした!
結果は82点!!ようやく1つの大きな目標を達成することができました。
そこから夏休みの夏期講習では、意欲的な取り組みを見せてくれました。新たな課題であった偏差値もまだまだ波はありますが、徐々に伸ばしてくれています。勉強時間も大幅に増え、ほぼ毎日塾に来て自習をし、得意教科の社会などに関しては、お友達に教えるようになるまでに!大好きなゲームも、節度を持って取り組めるようになってきたとのことです。ここから受験までの残りの時間は僅かですが、さらに勉強に打ち込み、志望校合格を目指していってほしいです!
担当のコメント
講師
マツザキ ユウ
テントルにやってくる中学生の多くは、何か他のものに夢中になっていると、勉強が理解できないタイミングがあり、「勉強がつまらない」「やっても意味がない」と自身で勝手に判断し、気持ちが離れてしまっている場合が多いです。駆真君もそういったタイプの子の1人でした。そういった生徒たちは、“勉強を理解することのおもしろさ”を提供することも大事ではあるのですが、それだけでは共感されず、結果的に勉強をやるまでに至らないことがあります。駆真君にとっても勉強は“できたら楽しいもの”ではありましたが、大好きなゲームを我慢するほどのものではありませんでした。そこで、勉強に取り組むだけでなく、塾に来ることでイベントや講師や仲間たちとのコミュニケーションなど、様々なエンターテイメント要素を持たせ、「勉強のためにいく」というよりは「塾が楽しいからいく」というアプローチを行いました。一見邪道に見えるかもしれませんが、その「楽しみ」を塾へ行く目的とする中で、勉強する時間が増えて、成績が伸びることで志望校合格へ近づくことができています。
“現在の中学生”は、“昔の中学生”とは違う価値観を持ち、そもそも個々によってものごとへの捉え方や考え方が異なります。
大人たちから怒られる恐怖のもと、塾に来させて勉強させることも1つの手段ですが、駆真君にとってはそれは塾を遠ざけてしまう逆効果だと判断しました。
今後も彼には、辛そうなことも楽しそうなものと錯覚するような導き方をして、前のめりに受験勉強に取り組ませていきたいです。
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